今年も夜明け前の水平線に横たわる春の天の川が見られる季節がやってきました。
昨年も撮影に出かけ、その時のボディは高感度に強いZ6での撮影でしたが、今年は高感度はちょっと苦手な高画素機のZ7Ⅱでの撮影です。
使用するレンズは昨年同様の無印単焦点のZ28mm f/2.8とS-LineのZ14-30mm f/4 Sの2本。
果たしてZ7Ⅱは綺麗な天の川を撮ることが出来るのか!?
注:専門知識などに乏しい素人の思いつきのゆるい企画なので優しい目でご覧ください。
撮影時の状況
撮影日は2023年2月21日の4時頃。
天気は晴れ、気温は3℃くらいだったと記憶してます。
西風が強めで寒かったです。
撮影場所は御前崎灯台下。
載せる画像は撮って出しで加工、現像していません。
Z28mm f/2.8での撮影
設定はiso3200、シャッタースピード20秒、f/2.8。
いろんな設定で撮影してみたけどZ7Ⅱ+Z28mmで天の川を撮る場合、この設定がベストかなって思います。
これを元にraw現像すれば綺麗な天の川の写真になるんだろうけどraw現像が下手なのでまだ手をつけていません(^^;)
↑これはZ7Ⅱでiso6400で撮影したものになりますがノイズが目立ちます。
撮影場所が少し違うので画角のずれと街路灯の灯りのせいでちょっと色合いがおかしいのはお許しください。
水平もカメラの水準器で取っていたはずですが右上がりの画像になってますね。
↑この画像は昨年の3月にZ6+Z28mm f/2.8で撮影したもの。
さすが高感度に強いZ6
iso6400でもZ72と比べてあまりノイズが気になりません。
Z6でも画像が右上がりになっているのでNikonのカメラ内の水準器がいい加減なのかな?
Z14-30mm f/4Sでの撮影
比較の為、焦点距離は28mmに合わせたのですが微妙に0.5mm違ってましたね。
isoも3200で合わせたのですがシャッタースピードを15秒で撮ってました。
その場の思いつきで撮っていたので設定がまちまちです( ゚ε゚;)
f/4なのでやはり暗いですね。
先出のZ28mmの画像と同じシャッタースピードを20秒で撮っていたら良かったなぁ。
比較
次にZ28mmの絞りをf4にして両方のレンズの撮影条件を合わせた画像をあげてみます。
iso3200、シャッタースピード15秒。f値は4で揃えてます。
約10分の時差はありますが、撮影条件は同じ。
ぱっと見ほとんど違いがわかりません。
次に中央の天の川の濃いところを50%拡大してみます。
なんとなくZ28mmの方が濃いかな?
続いてさそり座のアンタレス付近を50%拡大。
Z28mmの方は色収差でしょうか?星に青みがかってます。
続いて画像右上を100%拡大。
画像の端の描写はZ28mmの方が星がぼやけていますが、Z14-30mmの方が線がはっきりしていて、Z28mmでは写っていない暗い星まで捉えています。
さすがS-line!
結論
高感度撮影がちょっと苦手なZ7Ⅱですが、それでも天の川を無事撮影することが出来ました。
ただし、Z6ではiso6400でもノイズを気にせずいけたのですが、Z7Ⅱでは個人的にiso3200までかなって思いました。
やはりZ7Ⅱは高感度あまり強くないです。
続いてZ28mm f/2.8とZ14-30mm f/4 Sの両者を比べた結果ですが、
Z28mm f/2.8はS-lineではないですが単焦点で明るいレンズということもあって、色収差など細かいことを気にしなければ余裕で天の川撮れます。
Z14-30mm f/4SはさすがS-lineということもあって色収差も抑えられ、画像の隅の星までしっかり描写されていました。
しかし暗いのがネックです。
どうしてもiso感度を上げたくなるので、そうなるとボディは高感度に強い方が有利になりますね。
ということで、ニコンZ7ⅡでニッコールZ14-30mm f/4S と Z28mm f/2.8による天の川撮影の比較でした。
あまり参考にならない内容かもしれませんが、これらのレンズで天の川撮影をしようと考えている人のお役に立てたら幸いです。