ロッドも携帯の時代?
近年メーカー各社から出ているモバイルロッド。
仕舞寸法が短く出来るため、自転車やバイクでの移動や電車や飛行機に乗って遠征釣行など、邪魔にならず重宝されているようです。
私もマイカーがミニバンから軽自動車のハスラーになったことで今まで当たり前に積めていたタックル類がやや窮屈になりました。
もちろん荷室が狭くなるのは承知の上でハスラーを買ったわけですが、ミニバンと比べたらやはり狭い。
特に長物のロッドは気を使います。
なのでちょうどシーバスロッドを買い替えたいと思っていたので1本お試しに買ってみました。
デザインが良くてお手頃価格
私の持っていたシーバスロッドは9フィート6インチ。
河川、港、サーフと、オールマイティに使える長さですが、もう少し短くて取り回しが良く、エギングやLSJにも使えるロッドが欲しいと思っていました。
そこで数あるモバイルロッドの中からチョイスしたのがアブガルシアのクロスフィールド。
8フィート3インチの5本継ぎタイプ。
同じくクロスフィールドの8フィート6インチの振り出しタイプと迷いましたが、購入当時5本継ぎタイプの方が若干安かったのが購入の決め手となりました。
この記事を書いている時点では振り出しの方が安くなっていました。結構日々変動するんですよね。
他社メーカーの同価格帯のモバイルロッドよりデザインがカッコよく、丈夫な専用ケースまで付いている。

全長251.5cm、仕舞寸法54cm、自重151g、ルアーウエイト5~30g、ラインPE0.8~1.5号、パワーはMクラス。
見た目、質感ともに安っぽさは感じません。
日本が世界に誇るFuji製のガイドとリールシート。
繋ぎ目にはガイド位置を揃えるための印が施されてます。



専用ケースもしっかりしていて、ケースだけでも数千円で売られていてもおかしくない代物です。
実際の使用感は
リールをセットして持ってみると、やはり繋ぎが多い為かやや先重りな感じがしますね。
ちなみにセットしたリールはこちらもコスパに優れたダイワの20レブロスLT-3000DH。
ルアーを護岸ブロックに引っ掛けてロッドに負荷を掛けてみたところ継ぎの多さを感じさせない綺麗なカーブを描きました。


テストを兼ねて、港でのシーバスゲーム、エギング、LSJ、河川でのチニングで実釣してみました。
シーバスではラパラCD7、CD9、14~28gのバイブレーション、14gのジグヘッドワームを使用。
エギングでは3〜3.5号のエギ。
LSJでは10〜28gのメタルジグ。
チニングでは5g程度のポッパーやミノー、3〜7gシンカーでのフリーリグなど試してみました。
ロッドのキャパ範囲のルアーを使用していたこともあり、キャストはスムーズで飛距離も十分。
ただ、キャストした時にティップが抜けて飛んでくことが2度ありました。
ある程度キャストしたら継ぎの緩みを確認したほうが良さそうです。
チニングでのトップゲームは竿先が重く連続トゥイッチがやりにくかった印象。
それ以外は特に気になる点はありませんでした。
肝心な釣果ですが、シーバス狙いでダイソーのジグヘッド+ワーム(VJモドキ)を使用中に2度ヒット&バラシ。
2度ともフックを伸ばされていました。
話は逸れますがダイソー版VJ、釣れますがフックは信頼出来るものに交換しておかないとダメですね。
感想
まだ購入して日が浅く釣果に結びつく釣りが出来ていませんが、キャストの精度もボトムやバイトの感度も良く使用感は悪くありませんでした。
先にもあげましたが、バラシてしまった魚は手応えから推定40cmほどのヒラメと50cmくらいのシーバスでしたが、ロッドパワーも十分なのでこの程度の魚なら余裕で寄せることができます。
ただし、軽さを求めてしまうと通常の2ピースロッド、もしくはもっと高額なモバイルロッドに分があると思います。
ですがモバイルロッドを選択する1番の理由はやはり携帯性ですし、1万円程でこれだけの性能のモバイルロッドが手に入るというのは本当良い時代になりました。
継ぎ数が多いのでセッティングがやや面倒ですが、ロッドを繋いでいるとなんだか懐かしい感じがしました。
なんだろう?って思いましたが、それは子供の頃の釣りで竹製の延べ竿を繋いでいる時の感覚と同じだと気づきました。
竿を繋いで釣りの支度をするワクワク感は今も昔も変わらないってことですね。
モバイルロッド、結構気に入ってしまったのでまた別のスペックのロッドも買おうと思います。
次は振り出し(テレスコピック)タイプにしてみようかな。



