Nikon Z7ⅡとNikkor Z24-120mm f/4 S を使って工場夜景撮影。高感度耐性を確かめる。

Z7Ⅱは夜景にも使えるのか?

 『高画素機は高感度耐性が弱い』というような記事をよく目にします。

私は夜景や星空撮影も好きなのでZ6からZ7Ⅱに乗り換える際やはりZ7Ⅱの高感度耐性がどんなものか?暗いところでも綺麗に撮れるのか気になっていました。

いろいろ調べてみるとZ7Ⅱは高画素機だけど高感度耐性もあるということだったので購入することを決めました。╭( ・ㅂ・)و  グッ !

今回そのZ7Ⅱの高感度耐性を確かめるべく四日市の工場夜景を撮ってきました。

合わせて Nikkor Z24-120mm f/4S の夜景撮影の描写力テスト?も兼ねてます。

とはいえ専門知識のない写真を撮るのが好きなだけの素人のやることなので暖かい目で見ていただければ幸いです。

工場夜景を撮ってみた

機材はZ7ⅡにZ24-120mm f/4Sの組み合わせで三脚固定。

写真はありのままを見てもらう為にJPEG撮って出しを載せます。

まず最初はあまり難しいこと考えずに広角側24mmでマニュアルモード、開放f/4で1枚撮ってみました。

24mm 絞り優先 ISOオート160 ss15秒 f/4 WBオート

水準器で水平は取っていますが改めてみると右肩上がりに見える構図も良くないし照明部分が白飛びしちゃってますね。(つ∀`*)アチャ~

でもさすがにISO160なのでノイズは全然気になりませんね。

この日はあいにく曇り空だったので星が全く写ってません。

続いて焦点距離を50mmで撮影。

光芒を出す為、絞りをf/11まで絞ってみました。

焦点距離50mm ISO200 ss15秒 f/11 WBオート

白飛びは解消され、光源の光芒も出ました。

RAW現像でシャドーを上げればいい感じになるかな?゚*。(・∀・)゚*。

等倍にして煙突の先端部と中央のタンクをトリミングしてみました。

煙突部分はかなり暗いのですが、細部までしっかり描写され立体感のある写真が撮れていると思います。

タンクのところは明るいので文字もはっきり読むことができます。

さらに望遠端側120mmでも撮ってみると。

焦点距離120mm iso200 ss15秒 f/11 WBオート

一枚目の広角側24mmから望遠端の120mmまでこんなに寄れます。

ゴーストも出てないようです。ヘ(¯ー¯ヘ)~~~

これも等倍切り抜きしてみましょう。

PC画面で見ていてもうニヤけてしまうほど高精細高画質だと思いました。

細いパイプや錆の様子までハッキリと写ってます。

ブログ上では画質を落としていますが、タンクの下の光源に挟まれた注意看板の文字まではっきりと読み取ることが出来ました。

ISOを変えてノイズの出方を見てみた

次にISO感度を見てみます。

被写体は四日市港のランドマーク、ポートビルです。

焦点距離70mmでマニュアルモードに設定。

光芒をよりウニウニさせるためにf/14まで絞りました。

ISOは800から順に25600まで変えていき、露出計が±0になるようにシャッタースピードを調整しました。

ホワイトバランスはオートです。

ピントは画面中央の小屋に合わせて取りました。

余談ですがローライトAFに設定していますが、合焦するまで2、3秒かかりました。(´・(´・(´・ω・`)・`)・`)

焦点距離70mm iso800 ss30秒 f/14 WBオート
焦点距離70mm ISO1600 ss15秒 f/14 WBオート
焦点距離70mm iso3200 ss8秒 f/14 WBオート
焦点距離70mm iso6400 ss5秒 f/14 WBオート
焦点距離70mm iso12800 ss2秒 f/14 WBオート
焦点距離70mm iso25600 ss1秒 f/14 WBオート

なぜかISO6400の時はホワイトバランスがマゼンタかぶりしました。

Web上でサムネイル画像ならISO6400でもノイズはきになりませんが、

PCでの編集中はISO3200からザラザラ感が目立ってきました。

これも等倍でタワーの中央付近をトリミングするとこんな具合。

トリミング位置のばらつきはご容赦ください。<(_ _*)>

iso800
iso800 12
iso1600
iso1600
iso3200
iso3200
iso6400
iso6400
iso12800
iso12800
iso25600
iso25600

ISO3200で窓や外壁のディテールがだいぶ怪しくなって来ました。

さすがにISO25600となると窓枠や外壁のディテールは完全に崩壊しちゃってます。

でも暗いシーンでF値も絞っているのでやっぱりカメラとしては厳しい状況ですよね。

撮ってみた感想は

今回Z7Ⅱで撮影してきた工場夜景の写真は私のPC環境の27インチWQHDモニターで見て、個人的に綺麗だと思って見れるのはISO1600までで、ISO3200からザラザラ感が気になりました。

Z6 Z24-70mm f/4 24mm f/4 ss1/30 iso3200

Z6を使っていた時は夜景撮影でISO3200ではそれほどザラついた感じにはならなかった気がします。

さらにいうとD750を使っていた頃はISO6400でもノイズは全く気になりませんでした。

D750 AF-S24-70mm f/2.8G ED 70mm f/2.8 ss1/10 iso6400

D750もZ6も今は手元に無いので同じ条件で比較できないのですが、改めて思うとD750とZ6の高感度耐性ってずば抜けてるなと感じます。

やはり高感度耐性はちょっと弱いZ7Ⅱ。

とは言ってもZ7Ⅱはニコンの元フラッグシップ機

今はZ9にその座を譲りましたが、高画素機ならではの精細な写真が撮れます。

Z9は高画素と高感度、その両方を併せ持つモンスターマシンなんですよね!?((((;゚Д゚)))

そしてZ24-120mm f/4 Sはいいですね。

f4通しなので画角を変えてもf値が変わらないので使いやすい。

夜間撮影ではf4は暗いですが、三脚使用で絞って使う分には問題はありませんしね。

描写はキリッとしていて細部までして写し出してくれます。

高画素のZ7Ⅱと組み合わせることでよりその性能を引き出せると思いました。

最後に

さて、今回はZ7Ⅱで工場夜景を撮ってみましたが、より高感度を必要とする真っ暗な夜空での星空や天の川撮影ではどんな結果になるでしょうか?

また条件の良い日に星空撮影で確かめたいと思います。