NikonZ7ⅡとZ24-70mmf/2.8Sで春の天の川撮影in御前崎。

4月下旬のとある平日。

深夜2時に帰社すると、肉眼でも天の川が確認出来るほどの満天の星空。

田舎ということもあるが、前日の雨で大気中の花粉やら黄砂やらが綺麗に洗い流されたようで空気が澄み切ってた。

空が霞がちな春、こんなに星空が綺麗に見えるチャンスもなかなか無い!

本当なら帰社して朝まで仮眠をとるところだがこの日はそれほど眠くもなく、そんなことより天の川が肉眼で見れるていることにテンションが上がったのでカメラ機材を取りに一旦帰宅。

帰宅してサッとシャワーを浴び、機材を車に積んで再び出発。

会社の駐車場からでも撮れなくもないが、周りは住宅や街灯の灯りもあるのでちょっとでも良い条件のところで、それでいて時間もないのでなるべく近いところということで、過去にも天の川を撮影している御前崎の灯台下へと車を走らせた。

午前3時半、御前崎の灯台下のパーキングに到着。

車を降りてみると結構寒い!

気温は10℃。

それに加え10m近い強風が吹いているので体感的にはほぼ0℃。

この時期は着るもののチョイスが本当に困る。

仕事着の上に薄手のジャケットを着込んで撮影準備。

ここもパーキングの灯りと灯台の灯りが邪魔ではあるが、それでも会社から見るよりもさらに天の川がよく見えた。

24mm iso3200 ss15 f/2.8

風が強くて三脚を立てたカメラがブレたり倒れたりしそうなので脚伸ばしは最小限に。

以前私、Z7Ⅱでの天の川撮影はノイズが出てイマイチなんて生意気なことを申しておりましたが、カメラの静止画撮影メニューの『高感度ノイズ低減』の設定を見直したら改善しました。

『しない』になっていたので無難なところで『標準』に設定したところ、今まであれほど気になっていた夜間撮影時のノイズが気にならなくなりました。

『しない』がデフォルト設定だったのか、最初の頃に訳も分からずいじってしまったのか覚えていませんが、どんなに良い機材を使っていても設定がいい加減ではダメですね。

ともかくこれでノイズが気にならなくなりました。

24mm iso3200 ss15 f/2.8

最初の場所では右下に仮設の安全柵が映り込んでしまうので横に少し移動。

『静岡県最南端の岬』の柱が駐車場の街灯で照らされてしまって長秒露光するとどうしても悪目立ちしてしまいます。

ここだけND掛けたいけど出来たりするのかな?

とりあえずraw現像でいじってみました。

今まで天の川の撮影ではZ14-30mmf/4SかZ28mmf/2.8を使っていたのでZ24-70mmf/2.8Sで天の川を撮影するのが楽しみでした。

この日はそのチャンスに恵まれました。

24mmで天の川撮影って正直ちょっと狭いですが、28mmよりは広いし、14-30mmよりも明るいf値で撮れるのでやっぱり良いですね!

ノイズ低減の設定の見直しもあって、綺麗な天の川が撮れました。

帰宅後PCでチェックしたら肉眼では全く見えなかった流れ星が結構写ってた。

24mm iso3200 ss15 f/2.8

寒さに震えながら数カット撮影し、場所を変えて愛車のジムニーと天の川のコラボ写真を撮ろうかと思いましたが、この時なんだか天の川が薄くなってることに気づきました。

24mm iso800 ss15 f/2.8

東の空を見たらもう薄っすらと明るくなってる!

時計を見ると時刻は4時。

撮影始めてまだ30分だというのに次第に薄くなっていく天の川。

残念ながらここでタイムアップ。

会社に戻る途中、駿河湾の向こうに見える富士山のシルエットがイイ感じだったのでまた車を止めてちょっとだけ撮影。

70mm iso160 ss15 f/6.3

このまま夜明けまで撮影続けたかったけど仕事があるので後ろ髪を引かれる想いで帰りました。

結局この日は1時間しか寝なかったw